高学歴なのに仕事できない人!!その理由と対策を元銀行員が語ります

こんにちは。メガバンク総合職でバリバリに働いていたシマです。
「あなたって高学歴なのに仕事できない人だねぇー!」
実際に誰かがこんなこと言われている光景はドラマでしか見たことがありません。 が、周囲からそう思われている仕事できない高学歴の人が存在している事は事実です。 追記:こんなツイートをしました。

「高学歴なのに仕事できない人」という記事の検索順位が着々と上がってきています。

主な内容は ・高学歴なのに仕事できない人の理由 ・部長の意図を汲んでない件 ・社内政治が出来ていない ・高学歴で仕事できない人がすべき対策 という感じで、 自分が今まで実際に見てきた人をベースに書いてます。

この記事では上記のツイートに沿った内容です。 ちなみに、高学歴で仕事が超出来る人は世の中に多数います。 そして中卒で超稼いでる人が世の中にいるのも事実です。

高学歴なのに仕事できない人の理由とは

高学歴なのに仕事できない人の理由ですが、 多くの企業では人材採用に際して「求める人材」を設定していますよね。 この「求める人材」に対して不思議と合っているように見えるのが高学歴に多い特徴です。 就活で入念な準備をする人が多い事も理由です。 そして実際にその職場で「活躍する人」の定義が全く違う上に、 高学歴なだけで期待値が大きく上がるが故に「高学歴なのに仕事できない人」が生まれます。

理由解説の為に具体例を述べます

もう少し具体例を出して話します。 某企業で同じ部署に配属された高学歴のKさん普通学歴のFさんがいて、 会社の求める人材は「チャレンジ精神に溢れる人!」 とします。 まだ若手の2人は同期です。
Kさん:とにかく勉強が出来て書類処理能力もピカイチです。 Fさん:勉強が苦手ですが対人理解力(コミュ力)に長けています。
ある時期に部内で新規プロジェクト(PJ)を立ち上げる事になりました。 そのPJは各メンバーそれぞれが部長へプレゼンを行い、最も良かったPJをベースに新PJを部内で作り上げるというものでした。 Kさん・Fさんは同期対決という事で熱くなってます。
Kさんがプレゼンしようとしていたのは 「新業態のグローバル・バリュー・チェーン」
一方Fさんのプレゼン内容は 「自部署を起点とした社内各部横断でのコミュニケーション向上施策」
どちらも聞こえは良いものの、 部長目線ではKさんのプレゼン内容はとても現実的ではありませんでした。 結果、Fさんのプレゼンが採用されます。 この時Kさんは自分のプレゼンが選ばれなかった理解が出来ませんでした。 そして社内では残念ながら「KはFに負けた」という話が広がり、 「Kさんは高学歴なのに仕事できない人」という烙印を押されてしまいます。 会社全体で見ればKさんのプレゼン内容の方が良い可能性が高いかもしれません。 けれど採用されませんでした。
この時、負けて「高学歴なのに仕事できない人」と言われてしまった理由は2つありました。今からその解説をしていきます。

高学歴なのに負けた理由1:部長の意図を汲んでいなかった事

部長の意図は 「部内で新規プロジェクトを立ち上げる事」 そしてその部長の意図の裏には プロジェクトを進めた末には、自分の部署の社内プレゼンスを向上させて出世に近付く という思惑があります。
そんな中でグローバル・バリュー・チェーンするよりも、 「全社一丸になりましょう!」 と、自部署を起点に社内各部横断でのコミュニケーション向上施策を打ち出した方がよほどメリットあります。
この時Kさんは会社全体の方針である「チャレンジ精神に溢れる人!」というフレーズだけを頭に入れて作業していました。 一方で、Fさんは難しいプレゼンが思い浮かばなかった為、
「純粋に自分が得意なコミュニケーションを活かした事をしよう」 「もしかすると部長も喜んでくれるかもしれない」
という思いであのような施策をプレゼンしました。 会社(経営)が考えている事と所属部署で求められている事は違います。 そこに気付かず会社の打ち出した方針しか考えてなかった事で、Kさんは「高学歴なのに仕事できない人」と言われてしまいました。 要するに真面目に考える方向性を誤った結果です。 そしてもう1つの理由を今から解説します。

高学歴なのに負けた理由2:社内政治が出来ていなかった

高学歴なのに負けた理由として社内政治が出来ていなかった事が挙げられます。 社内政治、と言うと難しく聞こえるかもしれません。 要するに社内(所属部署内)でのコミュニケーションです。
高学歴のKさんは高学歴であるが故にプライドが高く、無意識のうちに事務員さんを含む周囲へ上から目線で常に物申していました。 普通学歴のFさんはコミュ力が高いので、周囲から可愛がられていました
なんとなくイメージ湧きますよね。笑 けどそれがどうしてプレゼンの結果に影響したのか? それはプレゼン当日の話。 内容には徹底的にこだわるKさんは、プレゼンが始まる5分前まで資料を修正していました。 2-3分あれば印刷含めて用意出来ると思ったからです。 しかしこの時、まさに今から印刷しようとしていたタイミングで大事な顧客から怒りの電話が。 電話をすぐに切るわけにもいきません。 プレゼンまであと3分です。 Kさんは電話しつつ事務員さんに
「今から部長プレゼンだからこの資料印刷して」
というメモを渡しました。 するとその事務員からは
「今忙しいから無理です」
というジェスチャーが。 電話での顧客対応が終わり部長へのプレゼンが始まるものの、結果的に予定から10分以上遅れての開始。 しかも誰もKさんが電話中だった事を部長に伝えてくれていませんでした。 Kさんは顧客対応をしていたと理由を説明しますが、部長は顔をしかめています。
社内に協力者がいれば誰かが伝えてくれたはずだし、Kさんが電話中でも資料だけ誰かが印刷して部長の元へ届ける事も可能だった訳です。 部長はKさんのキャラを踏まえると、そのような助けが起こらなかった理由を理解しました。
そしてFさんプレゼンが採用されます。

高学歴=コミュニケーション能力ではない

ビジネスに於いて知的能力は極めて大切です。 しかし、それ以上にコミュニケーション能力の方が大切だと私は考えています。 少し前に、学歴社会の崩壊はいつまでに?高学歴でもAI失業する理由は義務教育という記事でも話しましたが、 知的能力はAIに置き換わりやすいです。 けどコミュニケーションスキルはAIに置き換え難いものです。 ここまでの文章だと完全に学歴コンプレックスのような文章になっていますね。笑 別にそういう訳ではないんですが、銀行時代に大学の偏差値に見合わず本当にコミュニケーション力が低くて頭の悪い人がいたので、今回紹介させて頂きました。 ちなみに私は高校も大学もスポーツ推薦で進んだ勉強と無縁の人生でして、銀行へは間違えて入ってしまいました。 話が脱線してしまいましたが、高学歴なのに仕事できない人を事例(フィクションです)を用いて説明させて頂きました。 真面目に物事を考えすぎている事が多い社内政治が出来ない(変なプライドとコミュ力)高学歴であるが故に、そもそものハードルが高いためちょっと落ち度があると「仕事できない人」の烙印が押されてしまう もちろん、全ての「高学歴なのに仕事できない人」に当てはまる訳でない事は重々理解してます。 けど、これを読んで「あーいるいる笑」と思う人は多いと思います。 何故ならば私の実体験を凝縮した事例なので。笑 (ちなみに私はKさんFさんと無関係です)

高学歴なのに仕事できない人がすべき対策

高学歴なのに仕事できない人がすべき対策ですが、先ほど挙げた問題点を元に整理しましょう。

学歴=仕事出来ると思わない

問題点1:真面目に物事を考えすぎている事が多い
原因:色々と頭が回るが故に組織に順従となっていた例でした。そしてKさんは味方がいないが故に自分のアウトプットを事前に周囲へ確認して方向性の確認をするという事もしていませんでした。 対策:学歴=仕事出来ると思わず、会社として求められている事と自身が部署内で求められている事をしっかりと整理して行動すること

多少のボコボコは覚悟する

問題点2:社内政治が出来ない
原因:高学歴であるが故に、社内の人たちが自分より格下に見え、円滑なコミュニケーションも阻害されて周囲を不快にさせている状況。格下に見えてしまうのは育ちによるものであり、すぐに変わる事は困難。 対策:とにかくボコボコにされて社会を学んで下さい。 というのは少し本音ですが冗談です。
あなたが一緒にいる部内のメンバーは仲間です。普段は一匹狼でも「俺イケてるぜ感」があるかもしれませんが、ビジネスは基本的に1人では成り立ちません。大事な場面で助けてもらえるように普段から積極的に自分を出して、関わっていきましょう。 ちなみに私は、頻繁に事務員のお姉様の皆様へお菓子を買いまくってました。 そうすると本当に仕事がヤバい時でも普段定時に帰るお姉さんが定時過ぎても助けてくれます。笑

常に謙虚でいる事が大事

問題点3:高学歴であるが故に、そもそものハードルが高い
原因:高学歴がそのように見られる日本の風習 対策常に謙虚にいきましょう。これは高学歴の宿命です。社内政治をしっかりやり、高いハードルを乗り越えるのが当然という気概で取り組むべき。

圧倒的な差を見せつける

問題4:【おまけ/上司向け】そんな面倒な部下を持った場合のマネジメント
原因:仕事できない自分より高学歴の部下の問題に潜む原因は上記の通り 対策:厳しく叱責する事は得策でありません。部下が高学歴だろうがビジネス歴もビジネススキルも上司のあなたが圧倒的に上です。ビジネスで圧倒的な差を見せつけた上で、論理的にマネージする事をお勧めします。
ビジネスで圧倒的な差の例としては、部長へのプレゼン対象外であるものの、「俺だったらこんな感じでプレゼンするなぁー」と、プレゼン資料を自ら作成して圧倒的な模範となる。 「私にそんな時間ない」 を言い訳にする上司はマネジメントの素質がありません。 部下も同じことを思っています。 部下の生産性を高めて時間を捻出させるのもマネジメントの役割です。 自分が出来なければ部下が出来る訳がありませんので、背中で引っ張る事が重要です。 と、長くなりましたが今回はこんな感じで終わらせて頂きます。

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